京都府

二条城

今年3月、二条城を見たいと思って京都へ行った。昼飯を食おうとウロウロしていて本能寺に出くわした。繁華街にある。当寺のホームページを拝見すると、本能寺を介して信長と天皇家、それから種子島とのつながりが書かれている。ここで昼飯を食ったわけでは…

上賀茂神社

アヂスキタカヒコネという神、別名 迦毛大御神(かものおおみかみ)。宗像三女神のひとりタギリヒメとオオクニヌシとの間に生まれた子で御所市の高鴨神社に祀られていて、この神社は鴨氏発祥の地とされる。出雲と葛城か・・・思考はいったんここで止まってし…

松尾大社

「延喜式」といわれる律令の施行細則は、22年をかけて927年に完成。50巻に及ぶらしい。その巻9、10が通称神名帳といわれる。そこに記載されている2861社つまり式内社が当時朝廷から重要視されていたことになる。一宮制度というのもある。その…

大徳寺

京都市北区にある大徳寺。私のような一般の参拝客は、もちろん有料駐車場。とにかく塔頭が多い。そして境内が広い。禅宗のひとつ臨済宗大徳寺派の大本山ということらしい。臨済宗は1202年、栄西の建仁寺派に始まるとされ、ここはその120年以上も後の…

出雲大神宮

丹波国一之宮、出雲大神宮へ行った。京都府亀岡市にある。神社手前にあった千歳車塚古墳。前方後円の様子がよくわかる。ここは亀岡市千歳町という町らしい。すぐ西には吉備という字がある。千歳に吉備、妙な取り合わせだ。被葬者の第一候補は倭彦王。継体天…

光明寺

ひょんなことから、このお寺の存在を知っていた。山科の日向大神宮からの帰り道、その事を思い出して長岡京市にある光明寺へ行きました。西山浄土宗の総本山らしい。浄土宗ということは、法然ゆかりのお寺。いくつもある宗派のことは分かりません。蓮生(れん…

日向大神宮

京都市山科区にある日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)。すぐ北に左京区の南禅寺、東には知恩院があるような場所。地下鉄蹴上駅からの歩きが一般的なようだが、車で行った。細い急な坂を登るとこの石段の前に数台の駐車場があった。内宮(ないく)と外宮(…

向日神社

京都山科にある日向大神宮に行こうと思って車に乗った。途中、軟弱にもちょっと遠いなぁと考えだして結局、向日市にある向日神社に行った。今年2月のこと。日向(ひむか)には向かわず、向日(むこう)へ行ったのである。境内からみた参道。拝殿。この神社…

石清水八幡宮

京都の南西、男山という小高い山上にある石清水八幡宮。カーナビのおっしゃるとおり進むと住宅街の細い山道。所々標識があるので間違いではないにしてももう少し太くて通りやすい道があるのではないか、バスの団体さんは無理ではないか、などと思いながら進…

笠置寺

上野城からの帰り、柳生への道を地図で探していると「笠置寺」が目にとまった。寄ってみるか。やっと車一台通れるような狭い山道を登ってゆく。 どういう処なのか予備知識なしで到着。開基は天武天皇とあった。見どころは磨崖仏。後醍醐天皇の行在所跡もある…

上醍醐

2011年2月に下醍醐で西国三十三所第十一番の納経は済ませていたがやっぱり上醍醐まで行かないとなんだかなぁ・・・と半端な気分でいた。で、やっと行って来た。 下醍醐を横目に案内どおり進む。ここがまあ入口ということか。 入山料を払って、いざ。5…

広隆寺

京都太秦にある広隆寺は平安遷都以前からあって京都最古の寺院といわれています。 聖徳太子信仰の寺でもあって、この上宮王院は聖徳太子立像を祀り、本堂となっています。 広隆寺といえば、弥勒菩薩半跏思惟像。国宝第1号として有名です。その他、数々の仏…

天智天皇稜から智積院

元慶寺参拝のあと、天智天皇稜へ寄りました。中臣鎌足と談山神社で語らい蘇我入鹿を暗殺したあの中大兄皇子です。木々に囲まれた緩やかな丘陵地にあります。天智天皇、時は飛鳥時代。この時代を含め、平安時代までの陵は、ほぼ奈良や大阪にあります。平安以…

元慶寺

西国三十三箇所番外。小さなお寺です。鐘楼門。 本堂。六歌仙のひとり、遍照の創建と伝わります。 普通、御朱印は山号や寺号など3つの朱印が押されますがここだけは4つあります。唯一天皇のまま、ここで落飾された花山天皇に因んで、菊の朱印が加わります…

豊国神社あたり

地図を見れば、六波羅蜜寺から少し南に方広寺、豊国神社とあったので行きました。 五条通り(国道1号線)を少し下ると、銭湯がありました。「本日あります」素晴らしい日本語です。 ひと気の少ない路地を下ると大きな石垣に出くわします。左下の石碑には「…

六波羅密寺

空白があと3つとなった西国三十三箇所納経軸。清水寺のあとは第17番札所六波羅蜜寺。 醍醐天皇第二皇子、空也上人の開創。 境内は狭く、目に付くものといえば清盛塚。 六波羅蜜とは、次の六つの修行を意味してるそうです。布施、持戒、忍辱、精進、禅定、…

清水寺

母親から受け継いだ西国三十三箇所納経軸。空白はあと4つとなりました。 第十六番札所、清水寺。あまりに有名で、書くべきことも見つかりません。 残すは、あと3つ。 撮影日:平成24年8月29日

平等院

宇治の平等院。開基は藤原氏の全盛を築いた藤原頼通。 行列のできた表門。猛暑の中まいった。お寺の受付に並ぶのは初めての経験。 鳳凰堂内部の拝観に向かう人達。結局私は1時間半待ちに耐えかねて、入らず。 鳳凰堂。猛暑のため(言い訳)、写真はことご…

萬福寺

宇治市にある萬福寺。黄檗宗大本山。 総門。主屋根の上に小屋根がのった中国風。土地は徳川家の寄進だそうです。 開山は中国明の僧、隠元禅師。1661年。山門。 山門にある隠元筆の扁額。 めずらしい蓮でも有名なようで、蓮祭りというのもあるそうです。 山…

岩船寺

浄瑠璃寺とセットのように語られる岩船寺です。729年聖武天皇が行基に命じて建立とあります。 阿字池の向こうに見える本堂は1988年の再建のようです。 鎌倉時代の十三重塔。このお寺もアジサイ寺として有名なようです。 奥にある三重塔。室町時代のよ…

海住山寺と恭仁京

当尾の里から北へ向かい木津川を渡り海住山寺(かいじゅうせんじ)というお寺に行きました。そんなに高い山ではありませんが、車でも体に力が入るほどの急坂です。 本堂 今、奈良国立博物館では解脱上人貞慶の特別展が開かれています。このお寺は、その解脱…

浄瑠璃寺

京都と奈良の県境に、当尾(とうの)の里というところがあります。南都仏教の世俗化をきらった僧侶達が穏遁した地らしいですが、京都府でありながら、空気感はあきらかに奈良です。 この一帯は、鎌倉時代の石仏群でも有名です。車道を少しそれるとこういう…

成相山 成相寺

西国三十三カ所第28番札所 天橋立の北、三十三カ所中最北端にあるお寺です。 本堂。開基は真応上人704年。現本堂は1774年の建築。 私は写真でみる江戸紫が好きで、これはそうなのかな。(本物を見たことがないので・・・) 楽寿観音と思いきや??…

青葉山 松尾寺

西国三十三カ所第29番札所 開基は唐の僧、威光上人708年と伝わります。山門への道が通行止めで、福井県側から入りました。東の入口です。民家の庭を通る感じで入って行きます。 山門の方へまわってみました。 1119年、鳥羽天皇の行幸が記録されてい…

菩提山 穴太寺

西国三十三カ所第21番札所穴太寺(あなおじ)。こんな平地の田園地帯にある札所は、めずらしいと思います。 山門。普通の道にぽつりとあります。 山門をくぐると、すぐ左に多宝塔があります。 本堂。 多くの千社札。 「本坊書院」で拝観受付を済ませて本堂…

新那智山 観音寺

西国三十三カ所第15番札所今熊野観音寺とも呼ばれ、開基は弘法大師と伝わります。今は泉涌寺(せんにゅうじ)の塔頭で、泉涌寺への参道から左にそれます。奥にかすかに見える赤い橋が「鳥居橋」。 境内に入って、最初に見えるのが「子もり大師」。 本堂。 …

明星山 三室戸寺

西国三十三カ所第10番札所駐車場から少し歩くと山門が迎えてくれます。 創建は770年。アジサイ、ツツジ、シャクナゲなど「花の寺」としても有名です。 本堂 奥に三重塔、手前にある多くの鉢は、蓮です。 三重塔は江戸中期のもので、府文化財だそうです…

伏見

東寺訪問のあと、サンドイッチを食いながら地図を眺めていて、「伏見桃山城」という文字を発見。最近、司馬遼太郎「関ヶ原」を読んでいたせいか、秀吉、三成、左近、家康、正信の顔が浮かんできて、行き先決定。ナビの指示どおりに行くと、細い路地に入り込…

東寺

名神の京都南で降りて市内へ向かおうとしたら不意に現れるでかい塔があって、その都度、何?どこ?と思いながら通り過ぎていました。東寺へ今日、はじめて行きました。 金堂(国宝)。現在の堂は豊臣秀頼の発願で1603年の竣工とあります。創建は796年…