2012-07-16 萬福寺 京都府 宇治市にある萬福寺。黄檗宗大本山。 総門。主屋根の上に小屋根がのった中国風。土地は徳川家の寄進だそうです。 開山は中国明の僧、隠元禅師。1661年。山門。 山門にある隠元筆の扁額。 めずらしい蓮でも有名なようで、蓮祭りというのもあるそうです。 山門の奥に天王殿という建物があり、中国寺院では玄関に位置づけられるそうです。正面には布袋さま(弥勒如来)、その布袋さまの背後におわす韋駄天。やはり「和」ではないなぁ。 本堂にあたる大雄宝殿(だいおうほうでん)。 ちょうど、大雄宝殿で中元法要(盂蘭盆会)が営まれており中には入れず。奥に隠元禅師らしき像を発見。外から望遠で撮りました。その向こうには法堂の卍崩しの高欄が見えています。 大雄宝殿のまわりは、このような回廊でつながっています。やはり、チャイナ服のイメージです。 また、参道には美しく石が並べられています。龍の鱗を表しているそうです。あとで調べると、どうもこの石の上に立ってはいけなかったようで・・・ 「山門を 出れば日本ぞ 茶摘み唄」という句があるそうです。境内はまさに異国、中国です。 撮影日:平成24年7月15日