2012-05-06 浄瑠璃寺 京都府 京都と奈良の県境に、当尾(とうの)の里というところがあります。南都仏教の世俗化をきらった僧侶達が穏遁した地らしいですが、京都府でありながら、空気感はあきらかに奈良です。 この一帯は、鎌倉時代の石仏群でも有名です。車道を少しそれるとこういう感じです。 大門石像群 そして当尾の里で有名なのが浄瑠璃寺。 境内の西に位置する本堂。 浄瑠璃寺は通称、九体寺(くたいじ)とも呼ばれこの板扉ひとつひとつの向こうに、九体の阿弥陀如来像(国宝)がおわします。 境内の東に位置する三重塔(国宝)。 境内の中心に位置する阿字池。境内全体が簡素で洗練された空間だと思います。 本堂の九体阿弥陀如来像、吉祥天女像をはじめとする仏像群には少々圧倒されました。 撮影日:平成24年5月4日