浄瑠璃寺

 
京都と奈良の県境に、当尾(とうの)の里というところがあります。
南都仏教の世俗化をきらった僧侶達が穏遁した地らしいですが、
京都府でありながら、空気感はあきらかに奈良です。
 
この一帯は、鎌倉時代の石仏群でも有名です。
車道を少しそれるとこういう感じです。

 
 
 
 
大門石像群

 
 
 
そして当尾の里で有名なのが浄瑠璃寺
 
境内の西に位置する本堂。

 
 
 
 
浄瑠璃寺は通称、九体寺(くたいじ)とも呼ばれ
この板扉ひとつひとつの向こうに、九体の阿弥陀如来像(国宝)がおわします。

 
 
 
 
境内の東に位置する三重塔(国宝)。

 
 
 
 
境内の中心に位置する阿字池。
境内全体が簡素で洗練された空間だと思います。

 
 
本堂の九体阿弥陀如来像、吉祥天女像をはじめとする仏像群には
少々圧倒されました。
 
 
撮影日:平成24年5月4日