上醍醐

2011年2月に下醍醐西国三十三所第十一番の納経は済ませていたが
やっぱり上醍醐まで行かないとなんだかなぁ・・・と半端な気分でいた。
で、やっと行って来た。
 
 
下醍醐を横目に案内どおり進む。ここがまあ入口ということか。

 
 
 
 
入山料を払って、いざ。
50分程度と書いてあるから、まあなんとかなる。

 
 
 
 
少し行くと、「醍醐の花見」の看板があった。
わかりづらいが、上り道に対して平坦になっている場所がある。

秀吉はこの花見の数カ月後に没した。62歳。
 
露と落ち露と消えにし我が身かな なにわのことも夢のまたゆめ
 
秀吉にしてこの言葉。なにやら良い人に思えてくる。
 
 
 
 
 
ほぼ中間地点にある「不動の滝」
すでにこのあたりで「西国一番の難所」を実感していた。

 
 
 
 
 
真ん中のロープは「センターライン」と思っていたが
ぜぇぜぇ喘ぎながら、「手すり」だということに気がついた。

 
 
 
 
 
平坦な場所はほんの数十メートルの一箇所のみ。あとはすべて登りだった。
この看板を見て「着いた」と思った、が周りに何もない。
ここから少し下る。えぇ、下るのかぁ、せっかく登ったのにぃ。

 
 
 
上醍醐で最初に目にする「清瀧宮拝殿」(国宝)
左下に見えているのが歩いてきた参道。

 
 
 
 
 
醍醐水。頂きました。

 
 
 
 
 
奥に見えているのが「准胝堂」への道。

 
 
 
 
准胝堂があった場所。平成20年8月、落雷により焼失。

 
 
 
 
 
さらに登ると「薬師堂」(国宝)。
これ以上後ずさりすると山を転げ落ちる狭い空間。

 
 
 
 
やっぱり、高い。

 
山登りを趣味としない一般人にとっては、参拝ではなく、明らかに「山登り」。
しかしながら、もう一度登りたい気持ちはある。
 
撮影日:平成24年12月23日