向日神社

京都山科にある日向大神宮に行こうと思って車に乗った。
途中、軟弱にもちょっと遠いなぁと考えだして結局、
向日市にある向日神社に行った。今年2月のこと。
日向(ひむか)には向かわず、向日(むこう)へ行ったのである。



境内からみた参道。






拝殿。






この神社の近くには、3世紀半ば頃といわれる五塚原古墳がある。
最近、この古墳は箸墓古墳と同じ造り、
つまり、同じ設計、技術で造られていたと報じられた。







518年、継体天皇は弟国宮に遷った。今の乙訓寺だという。
秦氏の後ろ盾があったらしい。
弟国があれば兄国もある。太秦のあたりがそうであったらしい。







この神社は718年の創建と伝わる。祭神は向日神。
御歳神の別名で、そうであるなら、神武天皇のお妃。
神武天皇も橿原から山背へ遷ったという話も伝わる。







拝殿の前にある舞楽殿。







3世紀にはヤマトとつながり、6世紀には継体天皇が宮を造り
そういう土地に、神武ゆかりの神を祀る。
784年、桓武天皇がこの神社を取り囲むように長岡京を造った。








長岡京築地(ついじ)跡。



時は下って、秀吉が朝鮮出兵のため名護屋城へ向かう途中
向日神社に立ち寄った。この小高い山の名は「勝山」だと聞いた
竹中直人は、もとい秀吉は縁起がいいと大いに喜んだという。


平成26年2月撮影