三重県

伊勢の斎宮跡

今年1月、伊勢外宮や伊雑宮からの帰り、高見峠を越えて奈良に入ろうとして雪に阻まれた。4月に入って、さすがに雪はないだろうと今度は大和から高見峠を越えた。トンネルを抜けたところ。向こうが奈良県側。あそこから松阪市。ということは立ち位置は東吉…

伊雑宮

伊勢神宮は、正宮(内宮・外宮)や別宮、摂末社など全125社から成るらしい。伊雑宮(いざわのみや)は内宮の別宮のひとつで志摩市にあり志摩国一ノ宮といわれている。磯部の宮、とも呼ばれるらしい。磯部とは、外宮神職の渡会氏の旧姓でもある。静寂。そ…

伊勢・猿田彦神社

外宮から猿田彦神社へ。どうも内宮の近くにあるらしい。サルタヒコは「大神」。神位が高い。天狗のモデルになるほど容貌が異様。なぜ、女神を表す内削ぎの千木なんだろう。当神社の祝詞では「サダヒコノオオカミ」というらしい。出雲の佐太神社を思い出す。…

伊勢・外宮

伊勢・外宮の神職、渡会(わたらい)氏の祖に天村雲命がいる。「あめのむらくも」スサノオがヤマタノオロチの尻尾から取り出した剣、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)と同じ名称だ。この神剣は、スサノオからアマテラス、ニニギと渡り、倭姫によって伊勢…

松阪城址

1588年、キリシタン大名の蒲生氏郷(洗礼名レオン)による築城。1590年、氏郷は会津60万石に移る。1619年、南伊勢が紀州藩の藩領となってこの松阪城に城代が置かれた。野面積み。氏郷は近江の生まれで、地元の穴太衆に任せた。安土城と同様の…

和歌山街道(3)

珍布峠を越えて国道166号線に戻ってきた。しばらく歩くと道端にでっかい赤い桶があってその桶の前にあったのが水屋神社。主祭神は・・・え~っと、誰?真ん中のスサノオか、右端のアマテラスか?後でわかった。スサノオの右隣にいるアメノコヤネ。春日神…

和歌山街道(2)

道の駅、飯高駅で見つけた看板。新日本歩く道紀行100選 歴史の道和歌山街道珍布峠ウォーキングコース歩く道紀行100選?似たようなものがいっぱいあるが調べると去年(2016年)設立された「新日本歩く道紀行推進機構」というNPO法人が自治体から…

和歌山街道(1)

ちっちゃい頃から「紀州55万石」と刷り込まれてきた。それはそれで間違いないのだが、内訳があった。紀伊国約37万石、伊勢国約18万石。江戸時代の伊勢国とは今の三重県の南半分くらいだろうか。紀州藩は松阪城に城代を置いた。和歌山城と松阪城を結ぶ…

花窟神社

熊野という言い方を広い意味で使う場合和歌山、奈良、三重にまたがるそうです。新宮市から三重県に入り花窟神社(はなのいわやじんじゃ)に行きました。国道沿いにあって、その道と並行して参道があります。参道突き当りの風景です。ご神体は、この巨岩です…

伊賀上野城

伊賀市にある上野城。高石垣を見に行きました。「未完の堅城」という呼び方もあるらしい。 なだらかな坂を道なりに進むと俳聖殿という建物がありました。芭蕉の生誕300年を記念して昭和17年に建てられたそうです。建物上部から芭蕉の笠、顔、蓑と衣、さ…

三多気・真福院

桜のさかりの頃、有名処へ行く気はしない。混雑が嫌なのだ。 ゴールデンウィークも、行き先に悩む。桜のなごりを見に行く人はそう多くはあるまい、と考えて有名な三多気へ行った。 茶畑が迎えてくれた。 三多気といえば、この水田に映る桜が有名。結構長い間…