和歌山街道(2)



道の駅、飯高駅で見つけた看板。

新日本歩く道紀行100選 歴史の道
和歌山街道珍布峠ウォーキングコース

歩く道紀行100選?似たようなものがいっぱいあるが
調べると去年(2016年)設立された「新日本歩く道紀行推進機構」
というNPO法人自治体からの応募に基づいて選定しているらしい。
選定委員のメンバーは分からない。「新」があれば旧もあったのかな。



まあ、そんなことはともかく歩いた。
珍布峠、めずらしとうげ、と読む。







いきなりの標識。気になったが本筋ではないのでパス。







これが旧街道。参勤交代の道か。それらしい道幅だ。







江戸時代の街道を歩きたかった、のではない。







珍布峠が「国分け伝説の史跡」と紹介されていたから。

この時はいい天気だったが、木々の間から雪が落ちてきて難儀した。






少しずつ、前を行く散歩レディースに近づいてゆく。


国分け伝説とは、
天照大神天児屋根命がこの峠で出会い
天照大神が石を川に投げ入れ
伊勢と大和の国境を決めた
という話です。




でかい切り通し。国分けの時代にはなかったと思うのだが・・・。







天照大神天児屋根命の組み合わせが何とも絶妙な気がする。

アメノコヤネは、アマテラスの孫ニニギの降臨に随伴した神で中臣氏の祖。
そして中臣氏は、アマテラスや伊勢神宮に深いかかわりがある。












アマテラスが投げたとされる「礫石(つぶていし)」。







倭姫が通った、紀州の殿様も通った、のだろうか。
散歩レディースも・・・ゆっくりしていたら見えなくなっていた。







国道に出て、道の駅に戻る。


このあたりの地名は松阪市飯高町赤桶(あこう)。
この桶の前に神社があった。

つづく。