和歌山街道(3)



珍布峠を越えて国道166号線に戻ってきた。
しばらく歩くと道端にでっかい赤い桶があって
その桶の前にあったのが水屋神社。







主祭神は・・・え~っと、誰?
真ん中のスサノオか、右端のアマテラスか?
後でわかった。スサノオの右隣にいるアメノコヤネ

春日神社の行在所として建てられたのが始まりとか。





例の国分け伝説を書いた案内板があった。

アマテラスとアメノコヤネが、お伊勢さまと春日の神として登場する。
じっくり読む。これは神話というより民話の世界だ。





大木を見ても大体は「でかいなぁ」で済むが
このご神木にはなぜか圧倒された。樹齢千年。







切り株だろうが、その謂れが分からない。







波動水。それがどういうものか知らなかった。

人間の各部位が持っている波動が乱れると病気になる。
その乱れた波動を正常に戻す波動を持つ水のことだと
理解した。正常に戻す波動を記憶するのは鉄だという。
鉄に記憶させる。例えばあの磁気テープは波形を鉄に
記憶させている。たぶんこの水は鉄分が多いのだろう。




入口にあった「車馬乗入禁止」と書かれた立て看板の裏に
なにやら不思議な文言が書かれていた。調べてみた。


北畠具教軍  VS  織田信長
 敵味方鎮魂祭      地球平和祈願祭

北畠家伊勢国司で、八代当主北畠具教(きたばたけ とものり)は
信長に敗れた。憎い信長軍ではあるが、敵味方関係なく両軍の霊を慰め、
地球平和を願う祭りが行われた。平成16年のことらしい。




国道沿いにあった看板。もちろん寄ってみた。







おそらくこの岩の水溜まりだと思われる。

けれど倭姫は大和から伊賀、近江と北に向かい
その後美濃、尾張、そして伊勢に入ったとされ
そうするとこの街道は通っていないことになる。

アマテラスを伊勢に祀ったあとこの道を通って
大和に帰った、というようなことはないよなぁ。




スタート地点の道の駅に戻ってきた。2時間強の散歩だった。


今この写真を見て、いいお天気だったんだ、と思う。
この後、西に向かって奈良に入ろうと車を走らせた。
が、1時間もしないうちに雪が舞い積り
ついに高見峠手前で断念、引き返した。

お伊勢さまと春日の神が定めた伊勢と大和の国境を
越えることができなかった。