2013-01-14 箸折峠へ 和歌山県 阪和自動車道の南紀田辺インターを降りて国道311号線をとおり、牛馬童子のおわす箸折峠へ。 国道と並走する富田川にかかる通称「大塔の木橋(もくはし)」水量が増えると、解体して被害を防ぐらしい。 清姫茶屋から富田川を見る。訪れたのは11月。美しい。 清姫が身を投げた場所らしい。 しばらく走ると、台風の爪痕が残っていた。 道の駅「熊野古道中辺路」に車を停めて、熊野古道に入る。 この日は、こんな団体さん数組に出会った。 団体さんのガイドさんによると(近づくと聞こえてきた)熊野古道の中でもこの一帯は歩きやすい場所らしい。 牛馬童子。花山法皇の旅姿といわれる。頭部が壊されたのが2008年。近づくと後付した痕跡がみえる。今は元々の頭部が見つかったが、別に保管されているらしい。 童子像を過ぎると下りに入り、近露の里が見えてくる。 近露王子。「血か露か」のちかつゆ。 日置川。この右手に王子跡がある。 美しい風景の中に、ふたつの破壊があった。犯罪と天災。 撮影日:平成24年11月4日