熊野古道・川辺あたり



去年の暮れだった。
↓の写真にある「川辺渡し場」まで行こうとして途中で断念していた。
妙に分岐点があって迷ったのと寒かったのと。

川辺は「かわなべ」と読む。ちなみに
市町村合併前にあった川辺町は「かわべ」と読んだ。





年が明けて再挑戦。そしてこれに気づいた。
そうだ、熊野古道にはこの埋め込みがあったのだ。






少し広い空間に出た。右手に大きなお屋敷。
熊野古道はきっとあの屋敷の前を通っている。






しばし眺めていると風情を感じる造りだった。







やっぱりお屋敷の角に道標があった。

正面に「左北大坂みち」とあった。写真の左奥の方面。
川辺渡し場はここから南。




道路の埋め込みを探して歩く。俺は犬か?何となくそう思った。






堤防が見えた。ああ、この辺りかと納得。

目的地は大体わかっていた。堤防の道もよく車で通った。
けれど「熊野古道を歩いてそこへ行く」のが目的だった。





やっぱりあった案内板。車道からは気付かない。

これで目的は達した。引き返そう。
あの大きな屋敷から大坂みちを北に進んだ。




なにやら気になる標識に遭遇。

ペンキが剥がれて殆ど読めない。
「日本で一龍王神 国宝 善女龍王尊」だろう。
左の説明書きと思われる文字は全く読めない。




とにかく矢印方向へ戻ろう。左側の道。







入口を見つけた。

「国宝神 善女龍王尊」と読めた。ん?何か違う。
最初に見た標識は「国宝 善女龍王尊」だった。 
そういうことか。この辺りに国宝があるなんて聞いたことがなかった。 



ほんの少し歩いて、それらしき木立を見つけた。







この石碑は新しいようだ。







いったい何なんだろう。







台風だろう。木や石碑が傾いてるのだけは分かった。


善女龍王尊を 調べた結果。

・やっぱりよくは分からないが、どうも空海と結びつく。(雨乞いの尊) 
高野山金剛峰寺に国宝の善女龍王像の絵がある。(男神らしい) 

これ以上のことは分からない。