天河大弁財天社


天川村を目指してはいたが、ここという目当てはなかった。
何があるのだろう?と思っていると三叉路に突き当った。
唯一の予備知識である「ごろごろ水」を頼りに左へ曲がる。

気が付くと、外気温は一桁になっていた。
ちょっと前なら走れてないな、と思った。







車を停められる場所があったので入った。30分まで無料。

洞川温泉。ほらがわ?・・・どろがわ温泉だった。





ほお。こういう所か。

「ごろごろ水」が右中ほどにある。
そうか、大峰山山上ヶ岳)はここから登るのか。

この地図を眺め、今日は引き返してまた来ようと思った。




同じ道を帰るのも面白くないと思い
県道53号線から国道168号線に出るルートにした。

しばらくして天河大弁財天の標識を発見。



駐車場で車を降りてまず見つけたのがこの石碑。

南朝御所跡。この黒木御所跡を調べると十津川村の谷瀬にもあるらしい。
同じ名前で二か所ある。どういう関係なのかわからない。




地名は天川、神社は天河。

「天河」?天河殺人事件ってあったような。
調べると、あの浅見光彦シリーズだった。




弁才天はもともとは仏教神。
なぜか、宗像三神の市杵嶋姫命と同一視される。 







開山は役行者







空海高野山開山の前に修業し、遺品も残っているらしい。







アメノウズメが天岩戸の前で舞った際に使った
五十鈴という神器があるらしい。







巫女さんが拭き掃除をしておられた。(白いバケツがちらり)







例によって?日本三大弁財天のひとつとされる。
他の二つは厳島竹生島。が、これも諸説ある。








ここは、能楽と深い関わりがあり、
貴重な能面や能装束などが保管されているらしい。

世阿弥という名は聞いたことがある、という程度の私には分からないが 
阿古父尉(あこぶじょう)という有名な能面もあるらしい。 





天川村に天河弁財天あり。
いやいやあの地図を見る限り見どころ満載。



次は「ごろごろ水」用の大きなボトルを持ってこよう。
そして、行き帰り同じ道を通ろう。
今回選んだ県道53号は殆どが一車線で、相当の覚悟と注意が要る。
(つまり、二度と通りたくないと思った。)