2016年(2)柴籬神社ほか


大阪府松原市柴籬(しばがき)神社。
反正天皇の丹比柴籬宮(たじひしばがきのみや)
があったところとされている。






宮跡の石碑。
反正天皇は身長3メートル超の巨人。なぜそういう伝説ができたのか?







背が高いうえに、ことのほか歯並びがきれいだったらしい。







3人の名前が見える。

依羅宿禰?ヨサミ、あるいはヨサモのスクネ。
ニギハヤヒ物部氏の系統らしいが
元々は、半島の扶余(プヨ)国の王、依羅(イリ)が由来ではないか
という説がある。依羅が渡来したのは邪馬台国トヨの時代とされる。



崇神天皇のミマキイリヒコの「イリ」は依羅だとも。








柴籬神社から南へ、美原JCを越えたところにある丹比(タンピ)神社。
祭神はニニギの子のホアカリ(火明命)と反正天皇
なぜこういう組み合わせなのか。まあ、反正さんは後付けか。






ここに反正天皇の産湯井戸がある。
反正は淡路宮の生まれ、というのが定説だったと思う。
淡路島ではなくて、ここにあったということか?

前々から、「反正」って「正に反く」でおかしいなぁと思っていた。
が、調べてみると「正しい状態にかえすこと」という意味があるらしい。
とすれば、前の世は正しくなかった、という事、か。




昔は多遅比(タチヒ)神社と呼ばれていたそうな。
多遅比が多治井へ。 






丹比神社からさらに南下。菅生(すごう)神社。






元々は、アメノコヤネを祀っていたと思われる。中臣氏だ。

菅生は元来の地名で、
いつのころか「道真がこの境内で生まれた」という説とともに
天神様が主祭神になったようだ。
「菅が生まれる」か。ちょっと無理筋のような。



本殿。簡素な千木と鰹木。








境内に余部(あまべ)神社がある。
建立は江戸初期の頃らしいが、理由がわからない。






天神さんを醸し出している。


今年2月のことで、記憶が曖昧。
どこを撮ったのか不明な写真も多い。
やっぱり撮り溜めはいかんなぁ。