2015年(19)和歌山・貝塚・根来・かつらぎ



11月後半。



和歌山市にある高橋神社






奥に見える小高い山は、岩橋千塚古墳群のある山。






とすれば、やはり紀氏の土地。






そこにニギハヤヒを祀っていた。








大阪の貝塚市へ行った。
阿理莫神社(ありまかじんじゃ)。






由緒書きによると

古代にこの地域を支配した氏族安莫首(あまくのおびと)の祖
とされる饒速日命(にぎはやひのみこと)を祀る

とあった。

「ありまか」「あまく」、難しい名だ。
そして、何もわからない。






おなじく貝塚市道教
なぜ行ったか?
とある本に、和泉国における秦氏関係の比定地、とあったから。

この細い道を曲がったところにあった「秦」。
それにしても何故こんなところに、と思う。






境内に入った。
この梵鐘は、楠正成の陣鐘として使われたという伝えがあり
それゆえ太平洋戦争時の金属回収命令でも回収されなかった
とある。忠臣大楠公という考えが浸透していたということか。






やっぱり、秦なのだと思った。









根来寺のかくばん祭を観に行った。
ただし、鉄砲隊だけ。







いよいよ演武が始まる。






あまりにも音が大きいので、
苦手な人は耳をふさいで、とアナウンスがあった。







確かに大きいが、いやな音ではなかった。

真ん中の鉄砲は、玉が出た瞬間だと思うのだが、どうだろう。








和歌山のかつらぎ町へ行った。丹生官省符神社






もちろん、空海さんです。







この神社の階段を降りると、慈尊院がある。







ここには、国宝の木造弥勒仏坐像があるが見たことはない。
21年に一度だけの開扉らしい。






ここに来る前、近くにある道の駅で休憩していた。
お坊さんが一服しながら、ため息をついていた。
こちらをちらり見るので、思わず
慈尊院って何宗ですか?」と聞いてしまった。

お坊さん曰く「真言宗。おだいっさんのお母さんが住んで・・・」
・・・馬鹿なことを聞いてしまった。坊さんはため息つくな。







和歌山市にある鳴神社






朝廷の祭祀において、
記紀の時代は中臣氏、古くは忌部氏が優勢、だった。







鳥居左手に、こんな祠がある。
酒の神である鳴武神を祀るらしいが・・・






由緒書きにはタケミカズチを祀るとある?

ちなみにこの辺りは鳴神という地名です。


いよいよ次は12月。


平成27年11月