伊太祁曽神社と日前宮

今年の1月4日、そんなに寒くはなかったので自転車で
伊太祈曽神社へ行きました。いわゆる初詣ということに
なりますが、本人はまったくそんなつもりはありません。




いいお天気でした。








4日ともなると、初詣のピークもすぎています。









主祭神五十猛命(いたけるのみこと)。スサノオのお子です。
古事記では、オオクニヌシを助けたという話が記されています。









外ソギの千木に4本の鰹木。なんとも悩ましい。









新たな発見でした。








こんな磐がありました。
鳥上峯から運んだのか。









伊勢神宮の遥拝所もあります。



伊太祁曽神社はどう見ても出雲系です。
元々、現在の日前宮の地にありました。
紀伊の国譲りでここに遷ったようです。
伊勢神宮遥拝所、どうも違和感がある。





こちらは日前宮です。奥に進むと
左手(西)に日前神宮(ひのくまじんぐう)
右手(東)に国懸神宮(くにかかすじんぐう)
があります。








日前神宮日像鏡(ひがたのかがみ)がご神体。








国懸神宮。日矛鏡(ひぼこのかがみ)がご神体。



これらの鏡は伊勢神宮の神宝である八咫鏡と同等とされているようです。
同等というのは、伊勢神宮と同じほど力があったという意味でしょうか。


日前宮宮司紀伊国造家である紀氏。紀氏の祖神はニギハヤヒに付き
添ったアメノミチネで、神武天皇によって国造に任じられたと伝わって
いるが諸説ある。元々国造家は、伊太祁曽三神を祀っていたという伝え
紀伊風土記)もあるようだが、よくは分からない。いずれにしても、
出雲(伊太祈曽)が天孫日前宮)に追いやられた(国譲り?)という
イメージだけはしっかり残ります。



日前宮:平成27年4月