山陰旅16(大神山神社・上淀廃寺跡)

山陰旅4日目の朝。旅の最終日。
大神山神社に寄って帰路につく予定だった。
午後から雨の予報、おそらく車の中だから大丈夫。








大神山神社はすぐに見つかった。
けれど・・・違う。こんな感じではない。








境内をウロウロしていて分かった。
ここは大神山神社に間違いはないが、
本社あるいは冬宮と呼ばれるところ。
写真で見たのは奥宮だった。









奥宮は大山の中腹にあって、冬場の祭儀が困難なため、
ふもとに冬宮を作り祭儀が行われたということらしい。









ここ本社も、そして奥宮もオオナムチを祀っている。









▼事務所として使っていた(使っている)のだろうか。気になった。



奥宮に向かうことにした。






すっかり見慣れた道の風景。今日でお別れ、です。








「天の真名井」の標識があったので立ち寄った。
一口飲んでみた。酒の味はわかるが水の味はわからない。








そういえば、昨日から「上淀廃寺跡」の標識を何回か見た。
今日も見かけたので寄ってみた。









出雲と寺とが、どうも結びつかない。あまり興味もなかった。








上淀廃寺とは、この土地の名前からつけた名称で
本当の寺の名称は分からないらしい。








法隆寺金堂壁画と並び称されるほどの日本最古級の仏教壁画が出土している。
7世紀後半の建立らしい。








7世紀後半といえば、天智、天武、持統の頃。
その頃、この地にどんな勢力が存在していたのだろう。
誰が、こんな大きな寺を造ったのだろう。
しかも寺の名前が分からない。興味が湧いてきた。



やっとこの後、奥宮に向った。


平成26年11月