延命寺



河内長野市延命寺。820年頃、空海の開基と伝わる。









山門前にある石碑。「楠氏一門和田正遠之菩提所」。

和田正遠はいったん楠木氏の家系を継いだ。正遠は、
楠木正成の父、叔父、甥など諸説あってわからない。
が、湊川の戦いで討ち死にしたことは確からしい。
その後、正成一族以外は和田氏にもどり、
正遠の孫である高家岸和田城を築いた。






山門前にあるもうひとつの石碑。補強してあった。
「不許葷辛酒肉入千界内」とある。

ある人の説によると
「不許.葷辛酒肉入千界内」と読むからいけなので
「不許葷辛.酒肉入千界内」と読めば、酒肉は持ち込んで良いのである、
となる。そう読んだお坊さんはきっといたにちがいない。







境内。









通称「夕照もみじ」樹齢1000年といわれる。









境内奥から山門を振り返る。








山門脇に、長野公園とよばれるところへの入口がある。
少し登ったところにある、蓮池。








蓮池を過ぎると、整備された遊歩道が続く。









中興の祖、浄厳のお墓。高野山で出家したのち
江戸では将軍綱吉や柳沢吉保の援助を受けたらしい。
丸みをおびた墓石が特徴です。








なにやら、おちゃめな感じです。







このあたりが、長野公園なのか寺内なのか、わかりません。

長野公園は、明治末に今の南海電鉄が遊園地として開場したのが
始まりのようです。観覧車があったらしく、珍しいものだったと思います。








蓮池の小さな鳥居まで戻ってきました。


河内長野の和田氏。やはりニギハヤヒがその祖であるようです。
訪問したのは、今年の1月。またもや過去ネタでした。


平成26年1月16日撮影