石上神宮

石上神宮(いそのかみじんぐう)へ行きました。
その時は気付かなかったけれど、いま写真を見るとぽつんと秋があります。

 
 
 
 
 
 
 
神宮とは特別な神社で、日本書紀では伊勢と石上のふたつだけらしい。

 
 
 
 
 
 
 
 
拝殿。(国宝)
主祭神は「布都御魂大神 (ふつのみたまのおおかみ)」
「ふつのみたま」というのはタケミカズチが使っていた霊剣で、
神武東征の折、ヤマト征服に役だったものらしい。

 
 
 
 
 
 
 
拝殿からは相当に奥まった所が見通せます。
他にはない厳かで美しい空間があります。見とれます

 
 
 
 
 
 
 
拝殿から振り返ってみた楼門。

 
 
 
 
 
 
 
楼門の脇に、こんなものがありました。永久寺と書かれています。

 
 
 
 
 
 
出雲建雄神社(いずもたけおじんじゃ)割拝殿。(国宝)
明治に廃寺となった永久寺から移築されたものです。

 
 
 
 
 
 
 
ここは物部氏氏神であり、ヤマト政権の武器庫があったことでも有名です。

 
 
 
 
 
 
 
 
武器庫は、剣千振を作ってここに収めたとされる
五十瓊敷入彦命(いにしきいりびこのみこと)が管理していたらしい。
 
伊吹山で死を迎えたヤマトタケルは、このイニシキイリがモデルであるという
面白い説があります。九州征伐ヤマトタケルだが東国征伐はイニシキイリだと。

 
 
 
 
 
 
永久寺跡に寄ってみました。
後醍醐天皇が吉野に落ちる途中、この寺に立寄ったことを示す石碑と
庭園にあったとされるこの池が残っているのみです。

 
 
 
 
 
永久寺跡から神宮に戻ってくると、
先ほどの出雲建雄神社がこんなふうに見えました。

 
 
永久寺は大寺であったらしい。
その地に今は巨大な天理教本部の建物群がそびえている。
 
平成25年9月撮影