苗村神社

近江平野にある苗村(なむら)神社というところに行きました。
近江平野とは、琵琶湖の東南に広がる平野で
近江盆地とは、琵琶湖の東西南北ぐるり一周、つまり滋賀県の中央部をいうらしい。
 
名神竜王ICをおりて、超巨大なアウトレットモールに驚いたあと
だだっ広い田んぼを貫く長い直線道路を走りながら、
「のどかや、ええなあ」と思っているとまもなく着いた。
 
道路沿いに鳥居と駐車場があり至極便利。
すぐ先にあるのが、この頭が重そうな変わった形状の楼門です。

 
 
 
 
 
 
正一位」とあるので格式が高い、というのは私でもわかる。

 
 
 
 
 
 
日本には、217件ほどの国宝建築物があるらしい。
その大半は寺院であり、神社は35件と少ない。
奥が西本殿(国宝)

 
 
 
 
 
 
なかなか国宝の建物には近づけない。

 
 
 
 
 
 
 
この神社には、県道をはさんで東本殿、西本殿がある。珍しい。
東本殿(重文)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
東本殿の参道から見た楼門。

 
ここの地名は、蒲生郡竜王町。古代、蒲生野(かものう)と呼ばれた一帯。
近くには、あの額田王大海人皇子の相聞歌の舞台となった船岡山がある。
時に額田王40歳。とてもマジな場面での歌とは思えない。
宴席での戯言に間違いない。にしてもマネのできない機知に感心する。
 

 
 
毎年5月5日には神馬による流鏑馬が行われるらしい。
この馬たち、日頃はきっと栗東でトレーニングしてるにちがいない。
 
平成25年7月