2013-08-04 苗村神社 滋賀県 近江平野にある苗村(なむら)神社というところに行きました。近江平野とは、琵琶湖の東南に広がる平野で近江盆地とは、琵琶湖の東西南北ぐるり一周、つまり滋賀県の中央部をいうらしい。 名神竜王ICをおりて、超巨大なアウトレットモールに驚いたあとだだっ広い田んぼを貫く長い直線道路を走りながら、「のどかや、ええなあ」と思っているとまもなく着いた。 道路沿いに鳥居と駐車場があり至極便利。すぐ先にあるのが、この頭が重そうな変わった形状の楼門です。 「正一位」とあるので格式が高い、というのは私でもわかる。 日本には、217件ほどの国宝建築物があるらしい。その大半は寺院であり、神社は35件と少ない。奥が西本殿(国宝) なかなか国宝の建物には近づけない。 この神社には、県道をはさんで東本殿、西本殿がある。珍しい。東本殿(重文) 東本殿の参道から見た楼門。 ここの地名は、蒲生郡竜王町。古代、蒲生野(かものう)と呼ばれた一帯。近くには、あの額田王と大海人皇子の相聞歌の舞台となった船岡山がある。時に額田王40歳。とてもマジな場面での歌とは思えない。宴席での戯言に間違いない。にしてもマネのできない機知に感心する。 毎年5月5日には神馬による流鏑馬が行われるらしい。この馬たち、日頃はきっと栗東でトレーニングしてるにちがいない。 平成25年7月