御坊市散策

和歌山県の市町村であきらかに南北に長いのは、かつらぎ町御坊市しかないと思われます。
他は四角っぽいか東西に長い。人口は2万5千。ピークで3万ちょっと。
この御坊市には「日本一」がいくつかあります。
 
そのひとつが紀州鉄道。日本で一番短い鉄道、2.7キロ。
正確に言うと、千葉の芝山鉄道が2.2キロで一番短いらしいですが
延長計画があるらしく(なにしろ成田空港直結ですから)、まあ実質一番短い。
で、確実に一番なのは、営業係数が日本一悪い。つまり採算が取れない度日本一。
が、廃線の計画はないらしい。
 
南の終点駅です。始発の御坊駅からは若干、西に位置する。

 
 
 
 
 
 
どんなことでも、日本一は日本一。
目当ての観光客はいます。にしても、屋根が低い。

 
 
 
 
 
電車というより、見た目はバスに近い。

 
 
 
 
 
 
西御坊駅から南は20数年前に廃止されたそうですが
今でも線路は残っています。

 
 
 
 
 
 
 
この町は420年くらい前に、
この日高別院が本願寺別院として建立された後、寺内町として栄えたそうです。
この「御坊」が地名の由来だそうです。

 
 
 
 
 
 
あまり見かけない形態の建物は、本願寺特有の太鼓楼というそうです。
 
 
 
 
 
正門の真ん前には、樹齢400年のイチョウがあります。

 
 
 
 
 
 
 
本堂の中からは、ブラスバンドの音楽が聞こえてきました。
この日は、「ごぼう商工祭」の日でした。(よく何かの「日」に出会う。運がいいのか悪いのか)
そんな特別な日なので、こんなことになっていたのでしょう。賑やかでよかった。
 
 
 
 
 
寺内町には、古いお屋敷があり風情を残しています。

 
 
 
 
 
確か酒蔵だったと思います。

 
 
 
 
 
 
 
日高別院から国道に抜ける間にあった神社です。

 
 
 
 
 
 
この神社は、
神功皇后応神天皇紀伊で合流した場所とされる小竹宮(しののみや)
の比定地のひとつです。

 
 
 
 
この近くには堅田遺跡があり、ヤリガンナ(むかしのカンナ)の鋳型や
青銅器生産の跡があって、もし生産されていたとすれば日本最古だそうです。
 
それからもう一つの日本一は、麻雀牌の生産量。
自動雀卓用の麻雀牌のシェアーはほぼ100%、渋い。
 
 
 
撮影日:平成25年6月9日