榮山寺

奈良県五條市にある榮山寺。
この吉野川のすぐ北に位置します。
水の色が神秘的でした。

 
 
 
藤原不比等の長男、武知麻呂(むちまろ)の建立とあります。
南朝ゆかりの地でもあるようです。

 
 
 
拝観料が要ります。が、その価値はあると思います。
本堂。藤原南家菩提寺だそうです。

 
 
 
本堂前にある石灯籠は鎌倉時代のもので、日本二百撰の中でも上位ランクのようです。

 
 
 
実は、お寺に入って最初に目にするのはこの梵鐘です。
「国宝中の国宝」という表現に始めて出会いました。

 
 
 
今は、頑丈なコンクリート作りの建物に守られています。
残念ながら私には、銘文を読み解く知識はありません。

 
 
 
平安時代後期の石塔婆。
 
 
 
一番奥にあるのが国宝八角堂。
武智麻呂の子、仲麻呂が父母追善供養のため建立。

 
 
 
柱も八角です。

 
 
八角堂の手前に鎮守社があります。
 
 
 
御霊神社と書かれていますが、
榮山寺が興福寺の治下にあった時代は春日神社と称した、とあります。

 
 
なんとも枯れたいいお寺でした。
 
撮影日:平成24年2月5日