大願寺周辺

大蔵寺から国道370号をすこし北上すると、
ナビに登録していた目的地、大願寺(だいがんじ)に到着。
 
聖徳太子蘇我馬子に命じて建立したと伝わります。
のち宇陀松山藩(1600~1695年)の藩主であった織田家の祈願所となる。
初代藩主は信長の次男織田信雄 
 
大蔵寺とちがい、国道の真横にあります。

 
 
 
山門。少々石段を登ります。

 
 
境内。中央が毘沙門堂で、その右が本堂。
本堂右に少し見えているのが、薬草料理を出してくれるお店です。

 
 
 
第四代藩主信武(のぶたけ)の直筆と伝わる、山門の扁額。
今日の目的地のひとつでありましたが
思いがけず大蔵寺を見てしまって、
そのインパクトを引きずったままの見学となってしまいました。
 

 
大願寺を出て、ほんの少し北上、そして西へ入ります。
大和朝廷の御狩場の一つ、阿騎野と呼ばれた辺りでしょうか。

 
 
 
柿本人麻呂が「かぎろい」を見たとされる場所は、
かぎろいの丘・万葉公園として整備されています。

 
 
 
 
佐佐木信綱氏揮毫の万葉歌碑があります。
 
ひむがしの 野にかぎろひの立つ見えて かへり見すれば 月かたぶきぬ
 
この歌は、軽の皇子(文武天皇)の成長を願いつつ
早世した草壁皇子を偲んだ歌とされています。

 
 

 
かぎろいの丘から少し西に入ると、有名な又兵衛桜があります。

 
 
 
川岸はきれいに整備されています。
桜は、確かに屋敷跡と思われる石垣の上にあります。

 
 
 
どうでしょうかね?真夏の桜は。
やっぱり春ですか。

 
撮影日:平成23年8月24日