粉河祭り

西国三番札所粉河寺。
三十三カ所中最大級の大きさと言われる本堂。
いつ見ても、堂々たるものです。

 
 
 
粉河祭りと言えば粉河寺を連想してしまいますが、
ほんとうのところは粉河産土神社のお祭りです。
写真は左に千手堂、右に粉河寺本堂、そして真ん中に見える朱の鳥居が
粉河産土神社のものです。

 
 
 
 
JR粉河駅と粉河寺を結ぶ、通称「とんまか通り」。南に竜門山が見えます。
 
このお祭の起源は平安初期とも言われていますが
戦乱で途絶えていて、猿丘城主藤堂高虎によって再興されたようです。
何れにしても、当時は遮るものもなく
紀州富士と言われる竜門山の全容が見えていたのでしょう。
 
 
 
粉河祭りと言えば「だんじり」。
あちこちに出番を待つ姿が見えます。

 
 
 
 
午後7時からだんじりの本番があります。
今はどうか知りませんが、
昔は相当のスピードで運行したため、けが人も出ました。

 
 
 
だんじり置き場には定位置があるようで、
産土神社に近い一番北に位置する場所には
文字通り「北町」のだんじりが置かれています。

 
 
 
午後7時からの宵祭を待つ静かな通り。
日が暮れかかると、提灯に灯がともり
熱気を帯びただんじり運行が夜中まで続きます。

 
 
撮影日:平成23年7月30日