天野山金剛寺

国道170号線を南に走ると、金剛寺南大門に突き当たります。が、
写真は反対側の総門とよばれるものです。道はこの右側をすり抜けています。
この寺は、聖武天皇の勅命により行基が開創したと伝えられています。
730年頃から750年頃のようです。

 
 
総門から南大門にかけて天野川が流れています。

 
 
川に沿った参道。右の建物は客殿と思われます。その向こうに奥殿があり
北朝光厳光明崇光天皇の行在所(あんざいしょ)になった時期があったとか。

 
 
無量寿院の水子地蔵。

 
 
天野川をはさんで無量寿院と反対側にある摩尼院。
ここは、南朝の後村上、長慶、後亀山天皇の行在所と云われています。
どうも4年間ほど、南北両朝の行在所がお隣同士にあったようです。

 
 
 
 
さらに南大門のほうに向かうと、楼門があります。

 
それほど大きくはありません。

 
 
 
楼門をくぐるとすぐ右に食堂があります。
鎌倉時代のようですので、空海修行中にはなかったのですね。

 
 
食堂境界とあります。意味があるのでしょうね。

 
 
 
金堂は今、修復修理中です。平成29年まで行われるようです。
で、この五仏堂が仮本堂となっています。

 
 
多宝塔。日本最古級のようです。

 
 
この金剛寺に来たのは、
白州正子さんの「かくれ里」がきっかけです。白状しておきます。