2011-05-03 天野山金剛寺 大阪府 国道170号線を南に走ると、金剛寺南大門に突き当たります。が、写真は反対側の総門とよばれるものです。道はこの右側をすり抜けています。この寺は、聖武天皇の勅命により行基が開創したと伝えられています。730年頃から750年頃のようです。 総門から南大門にかけて天野川が流れています。 川に沿った参道。右の建物は客殿と思われます。その向こうに奥殿があり北朝の光厳・光明・崇光天皇の行在所(あんざいしょ)になった時期があったとか。 無量寿院の水子地蔵。 天野川をはさんで無量寿院と反対側にある摩尼院。ここは、南朝の後村上、長慶、後亀山天皇の行在所と云われています。どうも4年間ほど、南北両朝の行在所がお隣同士にあったようです。 さらに南大門のほうに向かうと、楼門があります。 それほど大きくはありません。 楼門をくぐるとすぐ右に食堂があります。鎌倉時代のようですので、空海修行中にはなかったのですね。 食堂境界とあります。意味があるのでしょうね。 金堂は今、修復修理中です。平成29年まで行われるようです。で、この五仏堂が仮本堂となっています。 多宝塔。日本最古級のようです。 この金剛寺に来たのは、白州正子さんの「かくれ里」がきっかけです。白状しておきます。