2010-11-23 一乗谷朝倉氏遺跡 福井県 司馬遼太郎「街道をゆく」【紀ノ川流域】に 「なるほど、根来寺は一乗谷に似ている」 とあります。谷の二つの出入口に城門があって、その間約2㎞。その中で一種の都市生活が営まれていた。これが「似ている」点です。もう一つは、「深幽の地にあらず」という点でしょうか。 下城戸の土塁。北の出入口です。 谷の中央に、一乗谷川が、ほぼ南北に流れています。その西側一帯が、復原地区になっています。とにかく井戸跡の数がすごい。 武家、町人、医者、種々の屋敷跡が復原されています。 町並み。 川の東側には、朝倉氏の館などの遺跡があります。館跡にある唐門(松雲院山門)<江戸中期再建> 朝倉義景公墓所。 墓所から少し登った高台にある、湯殿跡庭園。 このあと、中の御殿跡(往時が偲ばれて、つい写真忘れました)を通って、一乗谷川へ降りる。 見事なイチョウでした。 朝倉氏は、織田信長との戦に敗れて、滅んでいます。この地も、焼き討ちにあい灰燼に帰した、とあります。