永保寺

普段は、日帰りの範囲であちこち出歩いているが
年に一度は遠出をしている。今年は長野に行った。

途中、岐阜の多治見市にある永保寺(えいほうじ)
に寄った。庭園を見たかった。



中央本線の踏切手前に無料駐車場がある。
踏切を渡って右に折れ線路沿いに歩いて、坂を下る。







境内に入るとまず観音堂(国宝)が見える。

最近、一眼の調子が悪くてデジカメも持ち歩いている。
(調子が悪いのは自分の腕か)






右に観音堂、その左奥に六角堂、そして心字池にかかる無際橋。








このお二人、モデルではなく正真正銘の結婚式だったようです。








鎌倉1313年、夢窓疎石の開創。
疎石38歳の頃らしく、比較的若いころのものだ。

疎石はその後、西芳寺天龍寺などの庭園を設計している。







夢窓疎石という人は、足利尊氏後醍醐天皇とつながりが深い。









開山堂(国宝)。尊氏が建立したらしい。









疎石の勧めで尊氏は、国ごとに1寺1塔を建てた。国分寺に似ている。


1寺1塔とは、安国寺利生塔で、
北海道と沖縄を除く各地にあるらしい。

ただし、尊氏にとっては戦略的な意味もあり(駐屯基地)
南朝勢力の土地には立っていないという。






疎石は、佐々木氏(源氏庶流)の子で伊勢に生まれた。
南北朝時代に生き、各地を巡り、76歳で没した。










駐車場前にある店。



このあと長野に入っても、五平餅だらけだった。



平成27年10月