山陰旅13(赤猪岩神社)

オオナムチは兄神たちにさんざいじめられ、2度死んだらしい。
1回目の舞台がこの地と伝わります。

兄神たちに、山上から降りてくる赤い猪を討ち取れと騙され、
ころげ落ちてきた真っ赤に焼けた岩を抱いて死んだ。


赤猪岩(あかいいわ)神社は、この伝説どおりの名前です。








気がつけば、島根県から鳥取県に入っていた。
そのせいかどうかは分からないが、観光地風の駐車場であった。
そんなに大きくはないが綺麗に整備された駐車場で、
案内所みたいな建物があって、確かノボリが立っていて
「ここは観光地ですよ」という風情が漂っていた。








小さな社だが、注連縄は半端ではない。








拝殿の横から本殿に向う。







本殿の後ろをぐるり回りこむと、このようなものがある。
この石の下に、オオナムチが抱いた岩を封じ込めているらしい。







オオナムチを蘇らせたのは、キサガイヒメウムギヒメ
前にも書きましたが、キサガイヒメ佐太大神のお母さん。
その時、佐太大神猿田彦ではない、とも書きましたが
どうも最近、猿田彦ではないかという気がしています。


オオナムチはこの後も多くの試練を乗り越え
スサノオの娘さんであるスセリヒメと結ばれ
オオクニヌシとなる、のです。


平成26年11月