山陰旅10(揖夜神社)

山陰旅3日目は揖夜神社からスタートしました。

揖夜は、「いや」と読みます。
出雲国風土記では「伊布夜社」いふややしろ
日本書紀では「言屋社」いふやのやしろ
となっているそうです。

出雲街道沿いにあります。









天気のいい朝は、空気が凛としています。









イザナミを祀っています。









太陽のような存在感です。古代人が畏れたのもわかる気がします。








出雲に来て、
イザナミを祀っている社が多いことに、戸惑いがありました。









意宇六社のうち四社がイザナミイザナギです。
今までのイメージを変える必要がありそうな。








でも、スサノオやイタケルもちゃんといます。









社務所の女性が、朝日に照らされる拝殿にカメラを向けていました。
それを見て私もマネてみましたが、うまくは撮れません。









イザナギは日向でイザナミは出雲だという説に出会いました。
なるほど、そうなのかもしれないと思いだした。








その説によると、黄泉比良坂(よもつひらさか)の話は
「黄泉比良坂の戦い」というべき出来事を書いたものだと。

社務所の女性に黄泉比良坂の場所を教えてもらいました。







確かに、イザナギイザナミはここで言い争いをしている。
千人殺すだの千五百人生むだの。
これは戦の話で、千人殺すのなら千五百の兵を差し向けると。









揖夜神社は印象深い荘厳な場所でした。

が、ここの空気感は今風です。
まるで映画のセットのような、というと言い過ぎか。



出雲の神社には、他所とは違う空気が流れている。
古の空気が途切れていない、ということだろうか。


平成26年11月