山陰旅8(佐太神社)

いうまでもなく、今回の旅も大体の行き先は決めていた。
神社は、由緒と祭神で選んだ。
が、ここ佐太(さだ)神社だけは建物で決めた。
大社造りの本殿が3つ横に広く配された姿を見たかった。




「わっちゃ~」
この位置から工事中の素屋根が見えた。
事前に調べていればわかったものを、おのが不手際しかたない。








佐陀大社とある。








気をとり直して由緒書きを見た。
「なんじゃこりゃ」 佐太大神? 秘説四座?
現地で調べる術もなく、帰ってから調べたが、分からない。








真ん中の正殿が工事中だった。
佐太大神とは猿田彦だと由緒書きにあった。が、
明治初期お上から佐太大神猿田彦にせよとお達しがあったが
神社側はこれを一旦拒否したという。
猿田彦ではないのだと思う。









佐太大神は、
オオクニヌシの命の恩人であるキサカヒメの子である
というのが定説のようだ。
猿田彦は伊勢の神とされていて、同神とするには無理がある。









出雲国風土記には「佐太御子社」とも記されているらしい。
誰かの御子を祀っている?誰の御子なのだろう。
スサノオの御子であるかもしれない。









ここには、出雲大社とは系統の異なる神在月があるという。
イザナミを慕って神々が集まるらしい。



う~ん。謎だらけ。
ただ、イザナミを慕って神々が集まると言われても腑に落ちない。


平成26年11月