亥の森

亥の森(いのもり)というのは、
伊太祁曽神社が、現在の日前宮の地から遷座した(させられた?)
最初の地らしいのです。写真は伊太祈曽神社の参道です。
向かって右に本殿があります。
亥の森はこの道のやや奥を左に入って行きます。

 
 
 
 
 
 
伊太祈曽神社のご祭神は、3柱ともスサノオの子供です。

 
 
 
 
 
 
 
こんな切り通しが2本あって、奥の方を左(東)に進みます。

 
 
 
 
 
 
くねくねと細い道を歩きます。私は紛れも無い方向音痴です。
くねくね歩くと方角に自信が持てず、「また間違ったかな」
と思っているとこの風景に出会いました。間違いない。
あの向こうに見えるこんもりした場所以外にはないと確信したのです。

 
 
 
 
 
 
この風景でも半信半疑でしたが、近づいてぐるり一周して、
ここだとわかり安堵しました。
今の日前宮がある場所からこの地に遷座したのは
「垂仁16年」とあります。邪馬台国があったかなかったか
そんな時期だと思われます。
倭姫が伊勢にアマテラスを祀る途中の時期で、辻褄は合います。

 
 
 
 
 
二本柱が立ち、七五三縄がはられ奥に小さな祠があります。
調べるとここは、
伊太祁曽神社の境外社、三生(みぶ)神社と呼ぶそうです。

 
 
 
 
 
 
社は南向きです。神社では一番多い向きらしいのですが
この地に限れば
北を向いて拝むと、なんか後ろが窮屈な感じがします。

 
この地から今の地に遷座したのは713年ということです。
ちなみに、今の伊太祁曽神社の本殿は東向きです。