鬼ノ城

今回の旅の目的地のひとつ、鬼ノ城。
車で細い山道を登ると、そこそこ広い駐車場がある。
車をおりて少し歩いてゆく。

 
 
 
 
 
 
 
復元された西門が見えてくる。
 
 
 
 
 
 
 
角楼と呼ばれる遺構のそばを通って西門に向かう。

 
 
 
 
 
 
 
西門。城内の敷石はめずらしいそうな。
温羅の拠点だったらしい。温羅は、桃太郎にやっつけられた鬼なんかじゃなくて、
文字通り、温かなこの地の王だったのじゃないかと思われる。

 
 
 
 
 
 
 
白村江の戦いに敗れた後、天智天皇が築いた古代山城のひとつとも言われる。が史書に記載がなく、やっぱり謎の城。

 
 
 
 
 
 
 
天智天皇が築いたのは、防御のための城。
素人目には、こんな処が防御に役立つのかな?と思える。

 
 
 
 
 
 
 
 
復元された西門。古代の匂いを伝えている。

 
 
 
 
 
 
 
 
この土塁は周囲2.8キロに渡るらしい。

 
 
 
 
 
 
 
 
吉備津彦に攻められるまで、
温羅は、ここを拠点に平和裏に吉備を治めていたのかもしれない。
鬼がこんな城を造れるはずがない。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
門は、東西南北4つあって、城内には焚き火跡や水汲み場の跡もある。
排水機能をもつ水門が6ヶ所あるらしい。

 
 
 
 
 
 
 
 
この日は、西門あたりを歩いただけだった。
東門や水門跡など、ぐるり一周しなかったのが悔やまれる。

 
 
 
 
 
 
 
 
これからも地道な発掘が続くのでしょう。謎の一つでも解ければと注目します。

吉備と大和の関係。興味が尽きません。
 
平成25年11月