宇賀部神社

1972年、グアム島から帰還した横井庄一さんは
「恥ずかしながら帰って参りました」とおっしゃった。
当時、私はリアルタイムにニュースを見ていて、今も覚えている。
 
その2年後1974年、ルバング島から帰還した小野田寛郎さんは
天皇陛下万歳」とおっしゃったらしい。
 
 
ここ宇賀部(うかべ)神社は小野田さんの実家が宮司を務める神社です。

 
 
 
 
 
 
車では少し難しい場所にあります。

 
 
 
 
 
一見、他と変わった様子はありません。

 
 
 
 
 
 
ですが、
拝殿前には小野田寛郎さんが建立された「不撓不屈」の石碑があります。
29年間、ルバング島で日本の情勢を知りつつも任務を全うした
小野田さんが選んだ言葉です。
 
この4文字は、横綱貴乃花大関昇進時に口上で述べた言葉として
記憶に残っていました。

 
 
 
 
 
 
 
この神社は地元で「おこべさん」と呼ばれているそうです。
伝説の名草戸畔(なぐさとべ)の頭部、つまり「こうべ」を
お祭りしていることに由来するということです。

 
 
 
 
 
名草の長であった名草戸畔(名草姫)は、
神武東征の折、戦い破れ、頭、胴、脚が切り裂かれたと伝わります。

 
 
名草戸畔の名は日本書紀に出てくるそうです。
小野田寛郎さんは、今もご健在です。
 
撮影日:平成25年5月6日