不退寺

 
世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし
 
この歌は在原業平らしいが、なぜか未だに結びつかない。何故なんだろう。
龍王寺からほぼ真っすぐ東に進むと、道標が見えた。

 
 
 
 
 
 
すっかり雨模様。

 
 
 
 
 
 
 
小さなお庭です。

 
 
 
 
 
 
 
これは多宝塔だったとおもいます。

 
 
 
 
本堂。
ここにはちょっと変わった聖観世音菩薩像がおわします。全体的に白っぽいのです。
「あの食べる牡蠣の貝殻で作った塗料を塗ってある」らしいのです。
びっくりする程大きな声の(たぶん)住職さんが説明してくれました。
 

 
 
 
 
 
 
帰り道、学生たちが道いっぱいに広がっていました。
教育しとんのか、躾はどうなってるんや云々の話かもしれませんが
雨の昼下がり、「ほっこりするなぁ」という心象が勝っていたのでした。

 
 
 
 
 
 
昼食を食らうのを忘れていた。
いつもならローソンを探すが、この看板が目に入った。
珍しくメニューを念入りに眺めてから、「塩だれ」を注文した。
「これから焼き始めるので、ちょっと時間かかります」

 
 
おそらく15分以上は待った。
その間、電話注文していた客が2人きて、どっさりと持ち帰った。
 
私のが、できた。
どうしようかちょっと迷ったが、平城京の駐車場まで戻って車の中で食べよう。雨だし。
 
冷めはしないかと少し不安だったが、猫舌なのでちょうどいいだろうと前向きに考えながら歩いた。
激しさをました雨のなか、車に飛び込んで食った。
 
極上の美味だった。
 
 
撮影日:平成25年3月20日