法華寺

今日3月25日、朝刊にちいさな記事が載っていた。
法華寺住職に皇族・公家出身外初の住職が就任した」とのこと。
つい先日訪れたばかりだったので目にとまった。
 
 
法華寺は総国分尼寺光明皇后ゆかりの門跡寺院として知られる。

 
 
 
 
 
 
5本線の入った壁は格式の高さをあらわすらしい。

 
 
 
 
 
 
通称赤門とよばれるこの東門から入る。
本尊秘仏開扉の期間中だった。

 
 
 
 
 
入るとまず左手の鐘楼が目に入る。右奥が本堂。

 
 
 
 
 
 
さきに浴室(からふろ)に寄った。
光明皇后が千人の垢を自ら流した」という伝説の蒸し風呂。
蒸し風呂といっても、おしりに直接蒸気があたる仕組みで、
やけど防止に敷いた布が「風呂敷」と呼ばれるようになったとか。

 
 
 
 
 
 
本堂。
本尊秘仏とは、国宝十一面観音像。
左足に重心があり、つまり腰を左にひねった立ち姿で一見安定感に欠ける。
が、見据えていると実に安定したバランスで美しい。

 
 
 
 
 
なにげに皇室ゆかりのお寺だとわかります。

 
光明皇后藤原不比等の娘で、皇族以外から初の皇后であったらしい。
1300年近くを経て、初めて皇族・公家出身外初の住職が就任したという今日の記事が
何か因縁めいて思えた。