円興寺

「史跡の里青墓町」として知られる青墓(おおはか)の里にある円興寺。
最澄の開山と伝わります。

 
 
 
 
 
 
青墓の里は青墓宿があったところで、今様をうたう乙前(おとまえ)が暮らしていた処です。
乙前は、後白河院の今様の師であり、その乙前の師は、西行の祖父である源清経と伝わります。

門前には梁塵秘抄の石碑があります。
 
 
 
 
 
 
 
また、円興寺近くに、源朝長の墓所があります。
源朝長は、源頼朝の兄で、
平治の乱の折、父義朝と東国へ逃れる途中、武者狩りに遭って負傷し
父義朝が介錯をして自刃した地がここ青墓だそうです。わずか16歳。

 
 
 
 
 
 
 
 
義経が奥州へ下る際、この兄の墓を訪ねたそうです。

 
 
 
 
 
 
 
ここ青墓の里は源氏とつながりの深い土地だったようです。

 
撮影日:平成24年11月2日