2012-11-14 円興寺 岐阜県 「史跡の里青墓町」として知られる青墓(おおはか)の里にある円興寺。最澄の開山と伝わります。 青墓の里は青墓宿があったところで、今様をうたう乙前(おとまえ)が暮らしていた処です。乙前は、後白河院の今様の師であり、その乙前の師は、西行の祖父である源清経と伝わります。門前には梁塵秘抄の石碑があります。 また、円興寺近くに、源朝長の墓所があります。源朝長は、源頼朝の兄で、平治の乱の折、父義朝と東国へ逃れる途中、武者狩りに遭って負傷し父義朝が介錯をして自刃した地がここ青墓だそうです。わずか16歳。 義経が奥州へ下る際、この兄の墓を訪ねたそうです。 平安時代から鎌倉時代へ。ここ青墓の里は源氏とつながりの深い土地だったようです。 撮影日:平成24年11月2日