本陣交差点と大澤寺

奈良県五條市に本陣交差点という大きな交差点がある。
大雑把にいうと国道24号線が東西に走り、
国道310号線が北へ、国道168号線が南へのびる。
地図でいえば、交差点右上にある櫻井寺に天誅組の本陣がおかれたことから
こういう呼び名になったらしい。

 
 

 
 
 
 
 
交差点左下に、講御堂寺がある。国道からひとすじ奥まった路地に面している。
しかも、寺名を示すものが見あたらず、写真かなにかで目印を知っておかないと見つからない。

 
 
 
 
 
本堂はコンクリート造りらしいが、
それとは気づかないほど美しい。
本堂手前の石灯籠は南北朝時代のものらしい。

昭和15年から平成7年まで、ここ講御堂寺の住職は森本孝順師。
師は、第81代唐招提寺長老でもあり戦後、唐招提寺の再建を果たし、
昭和55年鑑真和上坐像の中国里帰りを実現させた人だという。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
国道310号線を北へのぼり、
案内板のとおり山道(国道もすでに山道)を少し下ると
大澤寺(だいたくじ)がある。
 
 
 
 
 
なぜか、白壁を見ると撮らずにいられない。

 
 
 
 
 
 
山寺と紹介されているが、荒れてはいない。
実に清楚な感じがする。

 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

ここ大澤寺、そして賀名生そして金剛寺観心寺(桧尾陵)。
ポツリポツリと訪れたところが後村上天皇でつながっていたことに今気づいた。
 
撮影日:平成24年10月14日