満願寺

湯浅町にある満願寺というお寺です。
JR湯浅駅のすぐ東側で、高野山別院とあります。
 
 

 
 
 
 
 
 
本堂。
左手にはお墓があります。
不動明王もおわし、あまり見かけない景色です。

 
 
 
 
 
 
その奥に、これも珍しいほど長い縁起が書かれた板があります。

 
縁起の抜粋。
 
天正十三年豊臣秀吉紀州南征の時 高野山木喰興山(応其上人)豊太閤に乞いて 
本堂は山城の国醍醐に移し 本尊は高野山へ登り 二王は熊野那智山へ引き移つせり
 
醍醐寺の現在の金堂(国宝)は、この地から移されたものというのが定説のようです。
 
 
 
 
 
 
満願寺から東に、勝楽寺というお寺があります。
少しばかり、熊野古道を歩きます。

 
 
 
 
 
 
 
勝楽寺の石碑には次のような添え書きがあります。
 
当山は白鳳年間の創立にして往古は七堂三十六坊ありて名刹として世に知られていた
 
満願寺の縁起には「奥の院」という位置づけで書かれていました。

 
 
 
 
 
 
勝楽寺の南を熊野古道が通っています。
そこにこんな石碑がありました。
奉納 松下幸之助 とあります。

 
 
 
 
 
帰り、国道に出ようとしたところ、こんな石碑も有りました。

 
 
醤油、金山寺、湯浅党、紀文
いろいろ見所があっておもしろいところです。
 
撮影日:平成24年8月5日