宗像大社



関門海峡には3本のトンネルがあるとはじめて知った。

 ・関門鉄道トンネル(山陽本線
 ・関門国道トンネル(2号線)


が、今回通ったのは関門橋








九州第一番目の訪問先は宗像大社

祭神の親子関係や何やらで 裏伊勢 という呼び方があるらしい。
裏という表現に違和感を覚える。






正確には宗像大社辺津宮(へつぐう)。

海が見えるのかなと思っていたが、海の気配はなかった。
が、側を流れる釣川を下ればすぐ海のようだ。





この辺り、オープンな景色で神域という感じはしない。








池があった。心字池というらしい。 








こんな音をたてる鯉の群れは初めて見た。








少し変わった手水舎。(この写真ではわかりませんね)







いつもの癖で拝殿の横にそれる。末社群。








拝殿と本殿。

本殿の千木は外削ぎ、鰹木は5本、男神だ。

宗像大社は、宗像3女神を祀る社。
おかしいなぁと思った。




おかしいなぁと思いながら、高宮斎場に向った。








ここが神域。







三女神は、あらゆる道を司る最高神という意味で 
道主貴(みちぬしのむち)とも称されるらしい。







ここが降臨の地であり、祭祀場でもある。



この地は、宗像と朝鮮を結ぶ古代海路(海北道中)にあたる。
そして三女神は、
アマテラスの神勅によりニニギに先立って降臨したという。
神勅の内容は、天皇(当時は存在しないからニニギ?)を守れ。

とすれば、天孫降臨の道筋はこの辺りかと素直に思う。




第二宮。「ていにぐう」と読むらしい。

沖津宮の田心姫(たごりひめ)神を祀る。

宗像大社では、三宮それぞれの祭神を

  沖津宮 - タゴリヒメ

としているが、日本書紀などには諸説書かれているらしい。
大事なことが、なぜ変遷(混乱?)しているのかおもしろい。




第三宮(ていさんぐう)。

第二宮、第三宮の千木、鰹木は女神を表していた。

おかしいなぁと思っていた本殿の千木、鰹木のことを
おみくじやお守り売り場の巫女さんに聞いてみた。

あれは男神を表しています。

えっ、それはおかしいのでは。

はい。でも千木、鰹木の男神、女神が決まったのはずっと後のことで、
ここの再建当時は決まっていたのですが
元々の姿で再建したようです。

すると元々が外削ぎで5本だった?

はいそうです。



さすが巫女さん、よく勉強していた。